まるで旅館!隅にひっそりとたたずむ居心地の良い深大寺そば屋「雀のお宿」
2021/05/29
閑静で自然豊かな土地と共に、風情ある蕎麦屋がひしめき合う深大寺。
週末ともなれば、店の中から蕎麦を打つ音がそこかしこと聞こえてくる。
都会の喧騒から逃れるため、私はほぼ毎週末、深大寺へ散策へ行き、深大寺そば&天ぷら&ビールを飲んでさらっと帰ってくる生活を続けている。
初めて深大寺へ赴く人には、なにやらお店の種類が多すぎて選べないこともあるかと思う。そこで、実際に店舗で飲み食いしてきた生の声を、連載としてブログにて書いていこうと思うので、店選びの参考になれば幸いです。
- 深大寺そば巡り
- そば処湧水
- 玉乃屋
- 雀のお宿
- そばごちそう門前
- 青木屋
- 一休庵
- 深水庵
- 深山茶屋
- 曼珠苑
- きよし
- 八起
- 松葉茶屋
- 多聞
- 大師茶屋
- 深大寺門前そば本舗
- 玉喜
- 矢田部茶屋
- 一福茶屋
- 元祖嶋田家
- 水神苑
第3回目の今回は、深大寺のメイン路地のはずれにひっそりとたたずむ、「雀のお宿」の紹介です。深大寺で一番気持ち良い道を端からずっと歩いていくと、ちょうど喧騒から逃れ始めた場所にすっと現れる、旅館風の建物。非常に敷居が高そうに思えるものの、入ってみればよくある深大寺のおしゃれなお蕎麦屋さんです。
中庭は広々としていていますが、建物と塀に囲まれているため、道を歩く人の視線が全く気になりません。庭の中央にあるよく手入れされた竹によってお客さん同士の視線も遮られているため、こじんまりとしたスペースで自分だけの優雅な時を過ごせます。まさに雀のお宿。
目次
基本情報
星は主観です。そして深大寺そば屋はどこもいつも混んでいる。
- 駐車場:なし?
- 混み具合:★★★⭐︎⭐︎
- 美味しさ:★★★★⭐︎
- 雰囲気:★★★★★
基本セットの価格
天ざる蕎麦を注文し、天ぷらをつまみに深大寺ビールや生ビールを楽しみつつ、ざる蕎麦でお腹を満たすのが楽しみです。
基本的にこの連載では、このセットの価格を記載しています。
- 天ざるそば:1,700円
- 深大寺ビール:550円
- 計:2,250円
<メニュー写真撮り忘れ(今度撮ってきます)>
深大寺蕎麦屋さん相応のお値段がしますね。
ただ、気持ち良い風景をみながら、自分だけの時間を過ごしつつ、天そばとビールを嗜めるにはなんとも安いものです。
お蕎麦を実食
珍しい弁当スタイルでの提供です。かわいくお蕎麦と天ぷらが盛られているので、テンションが上がります。
麺はつるつるとしているが、素麺のように喉に消えていく感じではなく、蕎麦を食べているということをしっかりと主張してくれるちょうど良い太さです。
面の太さと、めんつゆの相性も良く、爽やかなそばの香りを楽しみつつ、適度な塩っけを楽しんですぐに完食できます。
天ぷらも揚げたてで非常に美味しいです。しっかりとした具材を使っているのか、食べ応えも抜群です。きめ細やかな衣に仕上がっているため、具材の繊細な味わいを邪魔することなく、喉にスッと入っていきます。
また、嬉しいのが葛餅付きというところ。適度な蜜ときな粉が、葛餅の風味を殺すことなく、絶妙な味付けになっているので、蕎麦を食べ終わった後に、緑茶と一緒にいただくと幸せな気分を味わえます。
甘味だけの利用もおすすめ
お店の名前に「宿」とついているように、一休みに使わせてもらうのにも非常に良いお店です。
白玉ぜんざいを今回はいただきました。
可愛いお椀にコンパクトにまとめられています。江戸時代(?)に長距離を歩き、道端の茶屋で一休みする感覚というのは、こういった感じなのでしょうか。ホッと一息、がよく似合うお店です。
まとめ
ということで、第3回目は雀のお宿でした。散策に疲れたら、ちょっと一休みしたいというときに、是非とも使いたい、自分だけの時間を過ごせる素晴らしいお店です。
料理自体も良い感じに纏まっているので、おすすめです。