触って楽しい重厚感!コシナ フォクトレンダー NOKTON 23mm F1.2 AsphericalがFUJIFILMのX-Pro3にピッタリだった
2022/08/09
コシナ フォクトレンダーから既に発売中のNOKTON 35mm F1.2 X-mountの二の矢として、NOKTON 23mm F1.2 Asphericalがついに発売されました。
いろいろな事情から、発売が延期になっていましたが、無事に発売になり、予約していたものが届いたので、レビューをしておきます。
目次
NOKTON 23mm F1.2 Asphericalは「ずっと持っていたくなるレンズ」だった
ずっと大事に使っていきたいと思えるレンズに出会えると、幸せになる。
撮って楽しい、持っていて多幸感に満ち溢れるレンズ。
NOKTON 23mm F1.2 Asphericalは、そんな素晴らしいレンズでした。
また、愛用カメラのX-Pro3にピッタリなレンズで使い勝手も良いので、旅行に行くときは、ほぼ必携のレンズになると思います。
X-Pro3ユーザーで買うかどうか悩んでいる人、是非買ってください。
NOKTON 23mm F1.2 Asphericalの仕様
NOKTON 23mm F1.2 Asphericalはどんなレンズ?ということで、仕様について、先に記載しておきます。
公式サイトからの引用です。
フィルター径はφ46なので、下記のHAKUBAのフィルターが使えます。
お安いので、好き。
電子接点ありで、X-Pro3でパララックス補正が使える
まず、MFレンズなのに電子接点が存在していて、FUJIFILMのカメラと電気的な接続が取れます。
なので、F値やレンズ名が写真に記録されたりします。
また、なんといっても、X-Pro3のOVFを除いたときに、白線で表示される描写範囲が、焦点距離に合わせて自動でヌルヌルと動くんです。
これがまた、非常に楽しい。まさに、X-Pro3のためのMFレンズと言っても、過言ではありません。
なかなかの鬼接写が可能
仕様を見ると、最短撮影距離が0.18mとあります。
使ってみて驚きました。
23mm(フルサイズ換算35mm)という画角なのに、かなり寄れるので、メチャクチャに使いやすいレンズでした。
寄れる広角レンズは、神レンズ。はい、はっきりわかります。
F値はなんとF1.2
解放F値は驚愕のF1.2です。
MFレンズだからこそできる、この明るさ。
使っていて、クセになります。
NOKTON 23mm F1.2 Asphericalの見た目
NOKTON 23mm F1.2 Asphericalの見た目について、レビューしていきます。
特に、X-Pro3との組み合わせについてですね。
見た目は本当にもう、涙が出るほど、迸ってカッコ良いです。
机に置いて見ているだけで、ニチャニチャしちゃう。
X-Pro3と合わせると、本当にカッコ良い。
そして、めちゃくちゃコンパクト、XF35mmと比較すると、こんなに小さいです。
(どうせなら、XF23mmと一緒に撮ってあげればよかった。。。)
小さいのにも関わらず、持った時にずしっとくる重さがあるので、それが高級感になっていて、程よく手に馴染んでかなり使いやすい。
コシナと言えばの、ZEISS CLASSICと似た印象です。ただ、フルサイズほどのずっしり感はなく、それと比較すると、ちょっと物足りない。
専用フードも薄いものの、剛性感あってしっかりとした質量を感じられます。
まぁ。正直言うと、フードはもっと派手でもよかったかもしれない。
X-Pro3のOVFに被らないようにしたかったのかな。
XF23mmとの比較記事も書きました。
買うならどっち?XF23mm F2 R WRとNOKTON 23mm F1.2 Asphericalを比較 | GarretCafe
先日、NOKTON 23mm F1.2 Asphericalという単焦点レンズを買いました。 23mmという焦点距離でいうと、FUJIFILMの純正レンズでは、XF23mm F2 R WRとXF23m ...
NOKTON 23mm F1.2 Asphericalの操作感
操作感もバッチリです。まさに高級なレンズという操作感で、ピントリングのヌラヌラ感、絞りリングのカチカチ感共に、高級!という触り心地です。
ここらへんの操作感が良いだけで、一生持っていたいな、というため息が出ちゃう。
とはいえ、実はZEISS CLASSICが頭の中での比較対象になっていて、それに比べると、ヌラヌラ感と、カチカチのクリック感が若干足りない。
今は昔のそいつらは、神の域に達してしまったのか。
NOKTON 23mm F1.2 Asphericalの写り
写りはもう申し分ないです。
コッテリとした色が、FUJIFILMのカメラから吐き出される写真と非常に合っています。
そして、めっちゃ寄れるので、かなり自由な画角で楽しく撮れます。
準広角で、広い範囲がパッと撮れるので、旅行には本当におススメ。
XF35mmでは背景がうまく入りきらない時も、NOKTON 23mm F1.2 Asphericalでは、一発です。背景と共に人物の写真を撮りたいときは、35mmが使いやすい。
加えて、寄れるレンズなので、旅行先の料理の写真なんかも、いい感じにフレーミングできて、心に残る写真が撮れます。
NOKTON 23mm F1.2 Asphericalと、雨用にXF27mmと持っていくのが、旅行のマイセットになるかもしれない。
FUJIFILM最小最軽量の単焦点レンズ「XF27mmF2.8 R WR」をX-Pro3につけっぱなし | GarretCafe
FUJIFILMには魅力的な単焦点レンズがいっぱいある。それはもうFUJIFILMユーザーであれば、周知の事実。 特に、XF35mm F1.4や、XF56mm F1.2なんかは、もはや神中の神。ゼウス ...
そういえば、同じ画角で、FUJIFILM純正のレンズのXF23mm F2が存在します。
X-Pro3のOVFが使える広角側の限界焦点距離は23mmということもあって、XF23mmを使っていたのですが、そちらは、写りがあまり好みでなかったので、あまり仕様頻度は高くありませんでした。
FUJIFILMのXF23mmF2 R WRはかっこいいけど写りがイマイチであまり好きでは無い | GarretCafe
お金がたくさんあれば、レンズを無尽蔵に買って、色々楽しめるのに。。。 そう思って半年、なんとなーく手に届きそうな価格のレンズをちびちび買ったりしています。 今回は、そんな感じの雰囲気で購入に至った、F ...
しかし、NOKTON 23mm F1.2 Asphericalは写りもOVF動作もバッチリなので、XF23mmに代わってこれからバリバリと活躍してもらいます。
NOKTON 23mm F1.2 Asphericalの作例
雨だったので、半日ささっと10枚ほど撮った中で、マシだった写真を載せておきます。
そのうちお気に入りの写真が撮れたら、追加で貼っておきます。
デスク上の小さい牛。
これだけ寄れると、フレーミングの自由度がかなり高いです。
こちらも近め。
歩きながら撮っても、良い感じに写ります。
喫茶店の黄色がかなり映える、良い色。
自分の頭の中で思い描いていた、綺麗な色が、そのまま残る。
特にコメントなし。
西日が光っている部分への粘りも良い感じです。
この緑の感じ、非常に好き。
緑が綺麗に出るレンズって本当に良いよね。
まとめ
NOKTON 23mm F1.2 Asphericalは、非常に高級感があって、写りも良く、一生使っていたいと思えるレンズでした。
持っていて楽しいと思えるレンズは、最近は貴重な気がするので、大事に長らく使っていく所存です。
レンズとはあまり関係ないですが、FUJIFILMのカメラの問題として、MFモードで使いづらいのが、難点。
ピーキングは画面の色が変わって使いづらいし、他のピント補助モードも、なんか使いづらい。
EOS Rのピント合わせ補助機能が神っているせいで、他カメラが使いづらく感じてしまう。FUJIFILMでも、EOS RのようなMFピンと合わせ機能を盛り込んでほしい。
あと、8月にNOKTON 35mm F2.0がハーフマクロで出るらしい。
見た目も性能もかなり好きなので、買ってみたいが、お高い。しかも、XF35mm F1.4があるから、多分使わないだろうなと思って悩み中。
おいたわしや。
さて、最後になりますが、フォクトレンダーのNOKTON 23mm F1.2 Asphericalはかなり良き。