欲しくてたまらないX-T4は、X-S10の存在と、X-H2の登場を控えて、全く買い時ではない
2022/06/03
物欲が一度マックスになってしまうと、どうしても欲しくなってしまう。
そんな性格に振り回されて、どんどん浪費。
今回の物欲の対象は、FUJIFILMのX-T4というカメラ。
X-T4がどうしても欲しいのだけれども、正直言って、今は全く買い時ではない。
一度客観的に整理をして、自分がX-T4を買っちゃわないように、冷静になろうと思う。
予想通り、X-H2Sの発売、X-H2の開発が発表されました。
X Summit OMIYA 2022に見る、今後のFUJIFILMのカメラの展開
目次
X-T4はFUJIFILMのフラッグシップカメラ
まず、X-T4の簡単な紹介から。
X-T4は、FUJIFILMのフラッグシップカメラです。要は、FUJIFILMのテクノロジーを全部詰め込んだカメラってこと。このカメラでできないことは、FUJIFILMのカメラでは出来ないといっても過言ではない。
最新のセンサとCPU
最新のセンサーであるX-Trans CMOS 4と、CPUのX-Processor 4を搭載しています。
AFの高速化が印象的だったのと、クラシックネガのフィルムシミュレーションが使えるのが、主な特徴かな。
X-T4の後に発表された、X-S10や、X-T30MKⅡなどは、上記のデバイスセットが揃っています。
フラッグシップから見れば残念なことに、下位モデルにも、同様のデバイスセットが載っているので、基本的には出てくる写真は一緒。
フラッグシップの特別感はない。
機構的には素晴らしくフラッグシップ
FUJIFILMのカメラにおいて、フラッグシップのフラッグシップたる所以は、主にメカ的な部分に生じます。
- 筐体の剛性感
- 防水/粉塵性能
- メカシャッターのシャッター速度(8000)
- シャッター音の上品さ
- EVFやLCD
主な所としては、上記でしょうか。
ハードな場所でも使えるように、水への防水性能が良くなっていたり、速いものを撮れるようにEVFの性能が良かったり、高速なメカシャッターを使えるようになっています。
個人的に大事な部分は、シャッター音なので、この部分にこだわっているフラッグシップモデルは大好き。
ちなみに、X-T4も上品な音で、結構好き。
一番好きなのはX-Pro3だけど。
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X-T4は今、全然買い時ではない!?
そんなフラッグシップのX-T4ですが、正直、今は全然買い時ではありません。
その理由をつらつらと書いておきます。
発売からそろそろ2年が経つ
X-T3の後継として、X-T4が発売されたのは、2020年の5月。
X-T3の発売から1年半という短期間で、X-T4が発売されています。
間隔が短すぎるということで、当時は結構バッシング的なものもあった気がする。
で、記事執筆時点の今日が、2022年の2月。
2年スパンで新機種が出てくるとすれば、そろそろ新しい機種も出てきそう。
まぁX-T5は2023年以降になりそうな気がするけど。
X-S10が強すぎる
一応中堅機のX-S10というカメラが2020年の11月に発売されました。
こいつがなかなかイカれたカメラでして、中身のセンサやらCPUやらがX-T4と全く一緒なのはもちろんのこと、手ぶれ補正などまでほぼX-T4と一緒のスペックを搭載してきたのです。
それでいて、値段はなんと11万円。X-T4よりも断然安いです。
前述の、ボディの剛性感や、シャッター速度が必要ない人は、もうX-S10一択でしょ、というレベルの完成度。
なんなら、操作性に関しても、ミラーレスに則った操作性になっていて、非常にやりやすい。
FUJIFILMっぽくない操作性ではあるけれど、ミラーレスに求められる操作性の正解は、X-S10が想定しているような使い方なんだと思う。
だって、LCDとかEVFとかで全部設定見られるのに、わざわざダイヤルで設定する必要ないもの。
ということで、ちょっと立場が弱めのX-T4
電源ボタンも、X-H1のスイッチっぽい形だし、影のフラッグシップみたい。
今一番おすすめできるカメラ。
思ったより売れていないのは、マーケティング不足だと思う。
X-H2の発表が近い!?
この件も、タイミング的には非常に良くなさげ。
元(?)フラッグシップのX-H1の後継機種、X-H2が、そろそろ発表されるとか。情報によると、5月のX-SUMMITで発表されるみたいですね。
そうすると、おそらくX-T4はフラッグシップの座を譲って、サブフラッグシップ的な立ち位置に。
で、1番の問題が、X-H2では、新しいデバイスセットが搭載される可能性が高いというところ。
特に、センサに関しては、X-Trans CMOS 4に代わる、X-Trans CMOS 5的なものが搭載されるかも。
X-H2以降のカメラには、X-Trans CMOS 5的なものが順次搭載されていくはずなので、そうするとX-T4はなかなかの周回遅れのカメラになる。
まぁ、二種類のX-H2があって、センサが二種類あるみたいな話もあるので、どうなるかわからないですけど。
もしかしたら片割れがX-T5になっちゃうとか?
ちなみに、僕もX-H1使っています。
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X Summit OMIYA 2022が、5月31日(火)22時~で開催されるそうです。
おそらく、そこで新機種、X-H2とX-H2Sが発表されるでしょう。
5月31日(火)22時~ YouTubeチャンネルにて、X Summit OMIYA 2022 ライブ配信!https://t.co/6vngz0HDjW#FUJIFILM #Xシリーズ #gfx #xsummit pic.twitter.com/JzUfwrW5kU
— FUJIFILMXseriesJapan (@FujifilmJP_X) May 25, 2022
昨日、X-SUMMITにて、ついにX-H2Sが発表されました。
まとめとすると、発表資料中の、下記の画像がわかりやすいです。
ポイントとしては、
- X-H2Sは、7月発売。クソ高い
- レンズ2本発売+3本開発予定
- X-H2は9月に詳細発表
ですね。
LCDがバリアングル
チルト液晶ではなく、バリアングルなのが、個人的に非常に嫌。
動画を意識したカメラらしいので、バリアングルにしたそうです。
僕も動画もちょっと撮りますが、メインではないので、3軸のチルト液晶に戻してほしい。切実。
二種類出るX-H2の最上位はバリアングル、下位(低画素)機はチルトだと嬉しいね。
ということで、X-T4購入タイミングではなさそう
以上3点のことで、X-T4は買い時ではないと思います。
X-S10の存在と、X-H2発表のリスク。
あと、個人的にはバリアングルも気に入らない。
5月になって情勢が判明してくれば、値下げだったりキャッシュバックもあるかもしれないので、今はひとまず様子見が妥当かなと思います。
とはいっても、欲しいものは欲しいので、欲しい人は買っちゃいましょう。
欲しい時が買い時です。
買っちゃうか。。。。。いや、どうしよう。。。