フラッグシップなのに超お買い得...今更だけど、手振れ補正もあってコスパ抜群なFUJIFILMのX-H1を買ってみた
2022/02/07
どうしようもなく我慢できなかった。買ってしまった。特に必要性なんて感じていなかったのに。
そんな後悔とともに、FUJIFILMの(元?)フラッグシップモデルのX-H1を買いましたので、今更ですが、レビューします。
目次
FUJIFILM初の手ぶれ補正搭載モデル
散々、色々なところでレビューされているし、新品も売っていなく、これから買う人も少ないモデルだと思うので、簡単なレビューにします。
こちらが買ったX-H1。
中古品ですが、かなり新品に近い状態で、7万円台での購入と、かなりのお得品。
元(現?)フラッグシップモデルということもあって、随所に推しポイントが散りばめられています。
- ボディ内手ぶれ補正内蔵
- フェザータッチシャッター搭載
- 右肩にミニLCD搭載
- 三方向チルト液晶
- あとなんか動画がよく撮れる
FUJIFILMにおいては、ボディ内手ぶれ補正は、このX-H1のみに搭載された機能だったのです。記念すべき筐体。
まぁ、今となっては、X-T4や、X-S10などにも搭載されているので、FUJIFILMの手ぶれ補正搭載機器を買うのであれば、X-T4や、X-S10を買う方が長く使えると思います。
僕も、それでも良かったのですが、上記2機種は、バリアングル液晶を採用しているので、三方向チルトを使ってみたかったということもあり、中古のX-H1を買うことにしたのです。
X-T4が17万という価格に対して、X-H1は7万だからね。センサの世代が一個古いとは言え、X-H1は正直超絶お買い得だと思います。
実際、普通に何も不都合なく使える。
写真を見ながら、X-H1に思いを馳せる
FUJIFILMにおいては珍しい、本格的な一眼の形をしたタイプのモデルです。
カクカクしていてかっこいい。EOS Rとはまた違ったかっこよさですね。
いまさらだけど、RFマウントの始祖、EOS Rのレビューをする
今回は、XF10-24mmを取り付けて、X-H1の写真を撮ってみました。
XF10-24mmF4 R OIS WRとX-Pro3の組み合わせが散歩旅行にちょうど良すぎるのでレビューする
このレンズで自然の写真を撮るように買ったといっても過言ではないので、この組み合わせが似合っていれば、何も言うことありません。
こちらがフェザータッチシャッターを搭載したシャッターボタン。
FUJIFILMのネジ穴が付いているタイプのレリーズボタンとはちょっと雰囲気が違いますね。
振動を極限まで抑制した、フェザータッチシャッターがどんなものかと期待していたら、EOS Rとあまり大差ない推し心地で少し悲しかったのは内緒。
X-Pro3とかに比べたら確かに振動は少ないけど、X-Pro3はシャッター音を食べるためのカメラだからいいの。
こちらがミニ液晶。
EOS Rにもくっついています。
こいつが右肩に乗っていると、高級機感が出るので、すごい好き。ミラーレスカメラはEVFやLCDでほとんどの情報が見られるので、ほぼ使うことはないけれど、存在していることが大事。
こちらは三方向チルトのLCD。
上下に足して、右方向にも開きます。
最近、バリアングルの違和感にも慣れてきたけど、手持ちで写真を撮るならば、三方向チルトの方がやっぱり使いやすい気がする。
三脚で調整するなら、バリアングルの方が色々な角度からLCDを見られて楽かもしれん。
ダイアルは、ISOダイアルとシャッター速度ダイアルがあります。
X-T4とかは、露出補正ダイアルもあり、全部でダイアルが3個もあるので、リッチな感じでして羨ましいです。
マニュアルで撮る場合も、使いにくい場所にあるISOダイアルとシャッター速度ダイアルを置くよりも、簡単に手の届く位置に露出補正ダイアルがあった方が、使い勝手は良い。
まぁ、古のロマンを求めて買ったカメラなので、細かいことは良いのだ。ダイアルカタカタできれば満足。
強いて言えば、もうちょっとダイアルのカチカチ感を詰めて欲しかった。
参考写真
まだ撮っていませんので、撮ったら更新します。
表参道へお散歩へ行って、ちょこちょこ写真を撮りましたので、更新しました。
↑RAW現像(多少加工あり)
XF10-24mmF4 R OIS WRとの組み合わせで撮っています。
↑RAW現像(多少加工あり)
こちらはマクロレンズのTTArtisan 40mm f/2.8 MACRO Cとの組み合わせ。人生初のマクロ写真。
X-H1はボディ内手ぶれ補正があるので、格安レンズと合わせやすいですね。
↑RAW現像(多少加工あり)
逆光で撮っても、それなりに現像で色が戻りました。
↑RAW現像(多少加工あり)
暗闇も同様でした。少し明るめに撮っておけば、黒つぶれもあまり起きません。
ただ、ISO感度の常用は、1600くらいまでかな、と思いました。
センサの世代が一個上のX-Pro3と同じ勢いで、ISO感度を上げると、ノイズが酷くて見れたもんじゃ無い、みたいな写真が結構ありました。
X-Pro3では、3200、ぎり6400までは、使える範囲かなと思います。
X-H1は手ぶれ補正があるので、その分なんとかするのかな。
今回X-H1を買ってみてのまとめ
使ってみると、うるさい、熱い、電池持ち悪い、デカイ等、なんかネガティブな言葉が出てくるカメラだった。
レンズ含めると、圧倒的に軽いけど、APS-Cなのに、フルサイズのEOS Rとほぼ大きさなのはどうなんだろう。
持ちやすくて好きだけどさ。
FUJIFILMのフラッグシップモデルという響に惹かれて買ってみたものの、総じて、なんだかなぁというニュアンス。
若干ほめていない文章ばかり書いてしまい、荒削り感を、感じざるを得ないモデルだけど、最高ラインナップを名乗っていたこともあるモデルということもあり、底力はとんでもないです。
−10度の低温対応などは、冬のキャンプでも安心して使えそう。
来年?出ると思われるX-H2が発売されるまでは、現行機種として全然頑張れるカメラなので、中古で程度の良い筐体があれば、ぜひ手に取ってみてください。
コスパは、めちゃくちゃ良いです。
ロマンあるカメラなので、スペックという言葉が好きな人は、一度使ってみると良いかも。