めちゃ簡単。お気に入りのマグカップが欠けた…ので金継ぎで直す
2022/08/03
どこかの旅行の折に、偶然入った喫茶店に置いてあったマグカップの雰囲気が好きで、これまた、偶然売っていたから買って帰った。
それから数年大事に使ってきていたのだけれども、先日食器を洗っている時に、野生のパイレックスに突撃され、あえなく縁が欠けた。
ちなみに、強化ガラスのパイレックスは無傷。なんてこった。
ということで、お気に入りのマグカップの欠けを、ジャパニーズ伝統修理法の金継ぎで直したので、雰囲気をお伝えします。
ちなみに、パイレックスは、柄のないシンプルなものが、仕舞ったりするのも洗tたりするのもやりやすくて便利です。
目次
この破損が、こんな感じに直りました
かけた部分は、ここ。
そして、直った状態が、こちら。
一応、欠けた部分が露出しなくなって、口当たりも良くなりました。
初めてだったので、なんかちょっと不恰好担ってしまった。
今度、別のものを直すときに、一緒にまた補強をしてやります。
金継ぎとは何か
金継ぎ(きんつぎ)は、割れや欠け、ヒビなどの陶磁器の破損部分を金を混ぜた漆によって接着し修復する技法のこと。
室町時代くらいから、日本でもメジャーになったらしい。
雅な時代だからね。茶道由来でしょうか。
マグカップの欠け具合
こんな感じで、コップのフチの部分が欠けてしまいました。
ちょうど左手で持って飲むときに、口に当たる部分なので、かけたままだとあまりよろしくない。
欠けた破片は一番大きいものは見つけられたけど、小さい破片はどこかへいってしまいました。
ちなみに、マグカップが割れる瞬間、僕の視覚情報は、かなりスローモーションになっていた。圧倒的な腕の移動速度さえ備わっていれば、割れることはなかったのに。。。
金継ぎで直していく
今回は、Amazonで売っていた金継ぎセットを買って使ってみました。
内容物はこんな感じ。
そのうち、使うのはこれだけ。漆と、金粉。
破片が足りないので、本当はエポキシのパテで埋めてから作業するのが良いのだけど、ちょっと面倒臭いので、漆で全部埋めていく方向で。。。
漆と金粉を混ぜベースを作る
補強するベースを作ります。
作り方は簡単で、先ほどの金粉と漆を混ぜるだけ。
そのベースを塗り込んで破片を止めておくと、漆が硬化して、ヒビ割れが直ったり、破片がくっついたりします。
暗くて見えませんが、塗り込んだ後です。
テープで破片が動かないように固定しています。
完全乾燥まで、2週間かかるらしいので、しばらく放置。
こんな感じに直りました
最初に載せた通り、こんな感じに直りました。
乾燥中に重量でちょっとボテっとしてしまいましたので、次回やる場合は、しっかりエポキシで固めてから、仕上げ程度に軽く漆を塗ろうと思います。
まとめ
お気に入りのマグカップが欠けたので、金継ぎを使って修復しました。
思ったよりも簡単で、それっぽく仕上がったので、お気に入りの食器が割れた際は、また金継ぎで修復しようと思います。
割れた際のこういったバックアッププランがあると、お気に入りの食器も安心して使えるので、良いですね。
全然関係ないですが、食器を洗うなら、超音波食洗機のWasher Proというものもあります。
試しに買ってみたので、使い勝手が気になる人は読んでみてください。
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