iCloudを使ったSafariのタブ同期で、iPadの幽霊タブが永遠に消えないバグがやっと直った
2022/05/15
iCloudを使って、端末間で、Safariのタブが同期できます。ですが、バグで、他の端末で開いたSafariのタブがiPadのSafariから消えなくなって困っていました。今回の記事は、それが解決したよ、という趣旨。
目次
追記:本格的な対策が出来ました
待たずに、瞬時的に直せるAppleお墨付きの方法が、最近考案されたそうです。
下記にて紹介します。
- Safari をマルチタスクから落とす
- iCloud ブックマークをオフにする ・「設定」>「[ユーザ名]」>「iCloud」の順にタップします。 ・「Safari」をオフにします。 ・お使いの 1 台以上のデバイス上にデータが保存されている場合は、「[デバイス] から削除」を選択することができます。 ・または、「[デバイス] に残す」をタップします。
- 数分待ってから、「Safari」をオンに戻します
- デバイスを再起動する
iCloud や Safari ブックマークが同期されない場合 - Apple サポート (日本)
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iCloudは今年で10年
本題に行く前に、少し無駄話。
iCloudに縛られた人生になって、2021年の10月で、10年が経つみたいです。
Appleの公式サイトを調べてみると、「2011/10/5にiCloud開始」の公式メッセージが出ています。ということは、iCloudがないと生きていけない体にされて10年ということ。現代の奴隷の開始が10年前です。
iCloudは、単なるファイルをアップロードして保存しておくためのストレージにあらず。その本性は、数多あるApple製品を裏でシームレスに繋いでくれる、影のボス。本当に、こいつが存在しないと、ここまでApple製品は便利になっていなかった。
めちゃくちゃに便利極まりない。
どの製品を使おうと、同じような設定が維持されるのはもちろん、写真がいつでもどこからでも見られたり、今となってはiCloud+で使える仮のメールアドレスなんてものもある。
痒い所に手が届く、Safariのタブ同期
個人的に、昔からiCloudで一番恩恵を受けていたのは、Safariのタブ同期。iPhoneで開いているタブを、iPadですぐに開くことができる、ちょっとした機能です。
便利なんですよね。出先で見たい記事をSafariで開いておいて、家に帰ってから、そのタブ同期を使って、iPadでその続きを閲覧するの。
リーディングリストなんて機能もあるので、それ使えば?というのもあるんですが、そこに保存するまでもない、ちょろっとした記事ってあるじゃないですか。そんな時に使っていました。
消えなくなったSafariのタブ
本題ですね。
便利なiCloudも、昔からバグが多いことで有名でした。僕はあまり被害を被ったことがなかったのですが、今回、ついに出てしまいました。
iPad上に、消えなくなる幽霊タブが出現するバグです。
iPhoneとiPadでタブを同期していたとして、iPhoneで閉じたタブが、iPadのSafariに残る。
で、消えないタブが徐々に増えていって、本当に今開いているタブがなんなのかわからなくなる。ということは、この機能は実質死んだのと同じ。
※iOS15で追加された、Safariのタブのグループとは別の機能です。一応。
解決した後の写真ですが、上の赤丸で囲った部分が、今回のバグの対象です。
謎だったのは、そんなエラーが出るのが、iPadのみということ。MacBookでSafariのタブを見てみると、iPhone上にそんな幽霊タブはいないことになっている。
iPad上に蔓延る幽霊タブの謎。
解決策は…時間…
「時間が解決してくれるよ」失恋時に言われる言葉No.1。そんなのわかってるよ、と、うるせーわ、と思いながらも、言われるとじわりときてしまうフレーズ。
今回のバグも、どうやらそうした部類のバグのようです。じんわりきます?
実は、解決する1ヶ月くらい前に、Appleのサポートに電話して、該当のバグについて聞いたことがあります。その際、言われたのが、例のフレーズ。
どうやら、iCloud上に残っているキャッシュが悪さしているらしく、定期的に実施されるキャッシュのクリーンが行われる際に、そのバグが直ることが多いとのことでした。
実質、現時点での解決策がなく、お手上げ状態の時の常套句だと思ったので、ご対応いただいた方を責め立てることなく、スッと引き下がりました。
諦めの良さに定評あり。
まぁ一般人一人のために、iCloudのサーバーを再起動するわけにもいかないし、実際どうしようもないよね。
時間置けば、本当に直るのか?
今すぐには解決できない。時間を置けば、直るかもしれない。
それはわかった。で、問題は、本当に直るのか?いつ直るのか?というところ。
放っておけば直ると言われても、それが30年後では困るわけだ。
回答はないだろうと思いつつ、いつ頃が目安?と聞いてみましたところ、意外なことに、回答がありました。
もちろんは、保証はしませんが、という前置きつきです。
どうやら、直るまでの相場としては1ヶ月とか2ヶ月とからしい。
サポートに聞いた時点で発生から1ヶ月が過ぎていたわけだが…
この時、若干、終わったと思った。
相談時で、バグ発生から既に1ヶ月が経っていたので、もう一生このバグと付き合っていくんだと悟った。
Safariのリセットだったり、Safariのキャッシュの削除だったりしても直らず。巷に転がっている、対処療法を試すも直らず。サポートはお手上げ。
一旦このことは忘れて、諦めました。
諦めて2ヶ月、なんか直りました
忘れかけていた頃、ふとSafariのタブを見てみると、消えていました。幽霊タブ。
嬉しすぎる。
サプライズはいつも突然に(それがサプライズだからね)
ということで、トータル2.5ヶ月の放置。それで解決まで至りましたと、そういうお話。
まとめ
Safariのタブが消えなくなるバグについて、説明しました。
解決策としては、2.5ヶ月間の放置。
ただ単に待て、というのは、本当に直るの?ということも相まって、心にきます。なので、直ったよ、という実例として、一応記事にしました。
同じようなバグで苦しんでいる人は、時間の解決に任せてみても、良いかもしれません。失恋のように。