ジャンプ+のダンダダンに出てくるお札の絵『元三大師』について調べてみた
2021/05/02
最近は、めっきりジャンプ+派です。
無料で読めるのに、とても楽しいマンガが盛り沢山です。このレベルのマンガが無料で読めるとは、なかなかすごい世の中になったなぁ、と思います。
最近は、個人的にはすごい好きだったサマータイムレンダなどの、長期連載のマンガが完結し、いろいろと入れ替わりが起きています。
そして、入れ替わった面白いマンガ群の中で、一押しのマンガが、ダンダダンというもの。
幽霊を信じないオカルトマニアの少年・高倉と、宇宙人を信じない少女・綾瀬という2人が、なんだか得体の知れない現象と戯れるストーリーです。
結構好きなので、未読の人は読んでみてくださいね。無料です。
目次
作中に出てくるお札の絵について
ここからは、ネタバレが入る可能性もなきにしもあらずなので、気になる人は、注意してください。
今のところは、特にネタバレでもなんでもないと思います。単なる調査のレベル。
読んでいて気になったのが、作中に出てくるお札に描かれている、ひょうきんな絵。
こんな感じに、今までに、2~3回ほど、登場しています。
この絵、見たことありますか?
魔除けのおふだ『降魔札』
実はこれ、降魔札(ごうまふだ)という名前があるそうです。それで、写っているものは角大師つのだいしと呼ばれているそうです。
平安の昔、元三大師が鬼の姿となり疫病神を退散したときの姿を写し取ったもので、「角大師(つのだいし)」などと呼ばれます。
このお姿を刷った「おふだ」は、魔除けとして知られ、特に江戸時代以降、日本中の家々の入口に貼られてきました。
via 元三大師について
昔は、よく家の入り口に貼ってあったみたいですね。今でもたまに見かけます。
元三大師という人
角大師って誰なの?というと、その人は、元三大師という人です。もともとは比叡山の高僧で、生前の名は良源さん。おみくじの創始者として有名みたいですね。
元三大師(九一九~九八五)は、比叡山の高僧であり、荒廃していた比叡山諸堂の復興など数多くの功績を上げられたことから比叡山中興の祖として崇められております。
また、今も全国のお寺や神社で引かれている、おみくじの創始者としても有名です。
良源りょうげんというのが生前の名でありますが、元月がんげつ三日(一月三日)に入滅されたことから、元三大師の通称で広く親しまれており、生前に人並みはずれた霊力と様々な姿に変じて人々を救ったという言い伝えが今でも伝承されていいます。
via 元三大師について
良源さんが、鬼の姿になって、疫病を祓ったときの絵が、お札になっているという理解ですね。
つまり、お札の絵=角大師=元三大師=良源ということ。
まとめ
作中でもそのうちこんな話が出てくるのかな?
マンガは基本無心で読むのであまり考察などをしないのですが、このお札に関しては気になってしまって、調べてしまいました。
たまにブログに出てくる通り、僕は、深大寺そばを食べに深大寺というお寺に、割と頻繁に行きます。
深大寺というお寺は、元三大師を祀っているため、お寺の結構色々なところに、このお札が貼ってあります。
ということで、なんか知っている絵が出てきた!!ということで、気になってしまったと。そういうことです。
深大寺のお蕎麦もとても美味しいので、元三大師さんのことに想いを馳せながら蕎麦でも啜れば、なかなか風流かもしれません。
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