初めてミラーレス一眼を買うのに検討したポイントとブランドごとのおすすめカメラ一覧
2020/09/14
昨年、生まれて初めて一眼のカメラを買いました。
ずっと欲しいと思っていたものの、購入のきっかけがなかったのと、「使わなくなるのでは...」という不安から、4~5年ほど購入を踏みとどまっていました。
しかし昨年、どうせ写真を撮るなら良い写真として残したい。どこでもできる趣味が欲しい、というボルテージがマックスになり、iPhoneで撮った写真に満足が出来なくなったので、思い切って一眼カメラを買うことにしたのです。そして購入したのは、EOS R。今も昔も結構好きなカメラです。
今回は、一眼カメラを初めて買うにあたって検討した項目と、1年間使ってその結果がどうだったのかを書いておきます。また、1年使った今、改めて自分が初めてカメラを買うと仮定した場合、検討する点も書いておこうと思います。
最後に初めての一眼カメラとしておすすめのカメラを紹介している中にEOS Rが入っていない通り、EOS Rは、初めてにはおすすめではないです。下記ずらずら書いていますが、ご承知おきください。
目次
購入時に検討した点 = EOS RPと悩んでEOS Rを買った話と1年間使って思ったこと
昨年、CanonのEOS Rを買ったときは、下記のような項目を検討していました。
- ミラーレス or ミラー有り
- フルサイズ or APS-C
- コンパクト or 堅牢感
- 操作する楽しさ、シャッター音
私の場合は、悩んだ末、下記のようにターゲットを絞った結果、EOS RとEOS RPが浮上しました。
- ミラーレス
or ミラー有り - フルサイズ
or APS-C コンパクト or堅牢感- 操作する楽しさ、シャッター音
ちなみに、メーカーはCanonで絞っていました。当時(今も?)ミラーレス一眼を買うならSony的な風潮があったかと思いますが、カメラはどうしてもCanonがよかったので、そこはどうしようもなかったです。
また、EOS RとEOS RPで悩んで、最終的にRの方を購入した理由は、シャッター音と作りの質感を比較した結果、EOS Rの方が圧倒的に良いと感じたからです。最初は、RPの方を買おうと思って、家電屋さんへ行ったのですが、あまりにも質感がおもちゃっぽかったのと、シャッター音が軽すぎたので、購入は断念し、それだけのために、金額的にはお高いRの方を購入しました。
その選択に後悔はしていません。シャッター切った時の楽しさのためにカメラを買ったようなものなので、RPの方を買っていたらたぶんここまでカメラは続いていなかったと思います。
だがしかし、これからカメラを買う人に、おすすめのカメラは?と聞かれて、EOS Rをおすすめしたりはしない。1年間使った結果、どんなカメラを買えば、楽しいカメラライフを満喫できるか?ということを書いておこうと思います。
ミラーレスを買うか、一眼レフカメラを買うか
当時は、一眼レフのEOS 90DとミラーレスのEOS Rで悩んだりもしました。正直、現代においてカメラを買うのであれば、ミラーレスを買わない選択肢はあまり無いように思います。一眼レフを買うというのは、車で言うとMTの車を買うようなもので、割と物好きや専門的な方でないと、特にメリットは無いように思います。
個人的に一眼レフの方が優れている点というのは、電池持ちと、シャッター音の良さ、OVFが使えるくらいだと思うので、そこらへんにピンと来ない人は、ミラーレスで良いです。
昔は、シャッター音の関係で多少は一眼レフも候補にあげていましたが、基本はミラーレス前提で考えていました。基本的にこの考えは今でも変わっていませんが、最近はOVFも良いなとたまに思うことはあるので、昔よりは一眼レフ寄りになっているかもしれません。まぁ買うならミラーレスですが。
センササイズはフルサイズかAPS-Cか
この視点が、昔と今で一番変わっている点だと思います。
昔は、フルサイズ一択でした。iPhoneとの差別化という意味でも、センササイズには拘っておきたいという思いが凄かったです。
また、APS-Cを買っても、「フルサイズにすれば良かった...」という後悔を常々するのではないか?ということも危惧していました。
結果、フルサイズを買っておけば、大は小を兼ねるということで、間違いはないだろうという前提で、購入へ踏み切っています。
今は逆にAPS-Cでも別にいいんじゃない?と思っています。一眼らしい写真、自分が撮りたい写真というのは、センササイズよりも、レンズの種類で決まることが多い気がします。いろんなレンズを買って、カメラを楽しむのもミラーレス一眼の楽しみ方の1つかなと思いますので、せっかくならレンズを色々買い揃えたいものです。
ただ、フルサイズのレンズは高い。その点を考えると、APS-Cを買って、いろいろなレンズで遊ぶ、というのが、最初のカメラの入りとしては、良いのでは?と今は思っています。このことは、2台目のカメラを買ってから思うようになりました。
とは言いつつも、レンズは絶対買い足さないという意思を持ってズームレンズとフルサイズのEOS Rを最初から買い揃えた過去の自分は嫌いではありません。
コンパクトさと堅牢感
この点も昔と今では考え方が変わっているかもしれません。
カメラは持ち歩いていないと、いざというときに写真が撮れないので、全く意味がありません。なので、コンパクトさは非常に重要と、最近は思っています。
当時は、むしろ大きい方が、堅牢感があり、カメラを使っている感があって好き、という考えを持っていて、今もそれは否定はしませんが、大きくて重ければ、その分出番が少なくなるのは事実です。
そういった点でも、APS-Cのコンパクトさは捨てがたいです。
操作する楽しさ、シャッター音、質感
昔も今も、一番私が重視している点です。
せっかく高いお金を出してカメラを買うのだから、それ相応の満足感を筐体からは得たいものです。ダイヤルのクリック感や、シャッターを切った時の振動や音、掴んだ時の重みや質感などを特に重視しています。
こいつらが貧弱だと、使っていても楽しくないですし、使う気力も減っていきます。シャッターを押しているだけで楽しい製品は、それだけで外に持っていくモチベーションにもなったりします。
まとめ、今カメラを検討している人におすすめするカメラは
今カメラの購入を検討している人に、改めて、おすすめするカメラの特徴は、下記のようなカメラになるかと思います。
APS-Cのミラーレス一眼で、作りがしっかりしている中級者向けのカメラ
どのブランドでも、上記に当てはまるラインナップは揃えているはずですので、おきに入りのブランドで、該当するカメラを探してみてください。
中級者向けとしたのは、筐体の作り込み度が初級者向けよりはしっかりしているという点と、ダイヤルの設計などがマニュアルで操作する前提になっているものが多いため、使っていて楽しいという思いが強くなると考えているためです。逆にそこら辺を気にしない人は、初級者向けのカメラを購入するのが一番良いです。
例えば、ということで、各ブランドから1製品ずつ、該当しそうな製品をピックアップしておきます。
あとは、ブランドによる味付けの違い。写真の表現や、筐体のデザイン、機能などで選んでください。
あ、液晶はバリアングルよりチルトの方が良いです。圧倒的に使いやすい。
Canon
Canonだと、EOS M6 markⅡあたりが該当しそうな気がします。
Canonは信頼と実績。特にこだわりがない人は、Canonが良いのではと思います。
レンズ種類も安くていっぱいあるので、使っていて楽しい。
Sony
Sonyだと、α6400あたりが該当するのかな?スペックだったり、機能的な部分ではSonyが強いので、おすすめです。
ミラーレスという分野全体は今のところSonyが鬼強いので、使いやすさではピカイチです。
Nikon
Nikonは多分Z50が同レベルのラインナップになると思います。
Canonとカメラ界の双璧として業界を引っ張ってきたので、信頼と実績はすばらしいです。忠実な色再現と、AFの正確さに定評があるらしいです。
使っていないのでよくわからんですが。
OLYMPUS
APS-Cではないけれど、E-M5 MarkIIIなんかは、同じ思想上にいると思います。身売りされたので今後どうなるのかよくわかりませんが。
FUJIFILM
FUJIFILMではX-T30がおすすめです。このブランドは、基本的にフルサイズのカメラは作っていなく、APS-Cメインで攻めているので、個人的にはすごく好きです。あと色がキレイなのと、デザインが好き。
このカメラではないけれど、別のカメラのレビューも書いているので、お時間ある方は見てみてください。
高いけど、使っていて楽しいカメラ。やっているだけで、人生に一つ色がついたような生活ができるので、悩んでいる人は初めてみてください。おすすめです。