超すごい『体系化学』これ一冊でかなりのとこまでいける
2015/12/31
ここにたどり着いた人は化学が苦手、何やればいいかわかんないって人がほとんどだと思います。(ほんとにたぶんですが。得意な人はすいません)(もしくは体系化学がなんだか知りたい人?) 実際化学という学問は(高校範囲内)これまで物理みたいに体系性が無く、かといって生物みたく生物生物してない。とりとめもなくなにがなんだかわからない。そんな苦手な人が多い教科だったでしょう。物理、数学は得意!だけど化学は苦手...って人も実際かなりの数いるのではないでしょうか?
そんな人に今回紹介するのはこれ『体系化学』(題名に書いてありましたね)
これのものすごいところはなんといってもその体系性にあります。体系ってなんぞや?って人も多いと思います。せっかくなのでそのうち体系ということについて記事でも書こうとはおもっていますが、それはまたの機会に。 やっぱり体系ということについて少し知っておいてもらわないと説明がしにくいので少しだけ書いておきます。
目次
体系的ってなんだ?
たいけい-てき 【体系的】
なんじゃこれは?ってかんじですね。
よく言われる体系のイメージとして、『木』にたとえられることが往々にしてあります。 木というのは左の画像のように幹、枝、葉、などから構成されていてそれぞれが幹に『収斂』されていきます。(収斂…かっこいい言葉ですね。体系化学内でもよくつかわれています)
これを少し勉強に焦点をあてて考えて見ましょう。勉強において知識を頭に入れるとき木を全体として捉え、幹や枝のつながり、葉っぱがどこにあるのかなどの位置関係を感じ、考えながら勉強していくことを『体系的に勉強する』と言ったりします。反対に葉っぱ一枚一枚を『ただ単に』覚え暗記などしていくことを『今日もシジミがうまいなぁ』と言ったりします。 ふざけすぎましたシジミは関係ありません無視してください、そしてこれがたぶん現在一般学生、ひいては社会人の勉強の仕方でしょう(もちろんちゃんと知らず知らずのうちにしっかりできている人も意外と多いと思います)
ここでは長くなりそうなのでこれ以上深入りするつもりはありません。 そのうち別個で記事を書きます。
さて、上の説明、わかるようでわからない気がします。 なぜなら頭の中(観念、思考系)のことは身体的(現実、実体系)なことと違って目に見えないから理解しにくいものだからです(お箸の持ち方が違うとだれかが教えてくれたりするでしょ? してくれない?ヽ(^o^)丿<それはしょうがない) そのとても教えるのが難しい(なんと言っても実際にやってみせられない!)頭で考えるその考え方を実際に教えてくれるのがこの本『体系化学』なんです。 どうです?なんかすごしょうでしょう?
で、結局化学としてはどれくらい実力があがるのか!? 体系なんてどうでもいいぞつ! 実はこの本残念ながらそういう方には向いていません。 この本の中でも述べられています(こんな風にではないですが)が自我の御強い方はことごとくその自己流のやりかた考え方解き方を捨てるよう迫られます。 できないと即刻アウト!首!最初からやれ! などと言われてしまいます。
レベルは? 範囲は?単元は?
レベルは一応説明に【再入門】と書かれてあるとおりそんなに難しくありません。があくまで再入門なのであって入門では無いことに注意しましょう。所見ではカナリ辛いはずです(でもできないことはないと思います)
範囲は主として理論です一部無機と有機が入っています(こんなこといってると著者に怒られるかもしれませんが)
単元は列挙するのが面倒くさいので実際に店舗へ行って見てみてください。ただこれは教科書順にならんでいるわけではないのでとりあえず気にしなくていいと思います。しかるべき場所でしかるべき説明をしてくれます。
結局これ一冊で平気なの?
大丈夫です!と言いたい所ですがこの本はあくまで一本道、王道を突き進んで説明している本です。それゆえ細かい知識、一般の参考書に出ているどうでもいいことなどにはそれほど言及していません。で、テストでその変な知識について質問されないか? 答えはもちろん質問されるです。 それは受験という場所にいる以上ある程度致し方ないことですが出るものはしようがありません、何か手を打っとかなければいけません。ですが題名にも書いてあるとおりかなりのところまでいけるとは思います。(薄いのでいいから有機、無機それぞれ一冊ずつ欲しいところです。問題集一冊でもかまいません) あまりここではおすすめしたくないですが新研究なるものが出版されています。それを辞書代わりに使うのもいいでしょう。コラムなども大変面白く読んでいて楽しいものです。 全部は読みたくないですが。。。
といいところばかり書いてきましたがそれもなんかあれなので少し悪いところ、もしくはちょっと辛いところなども少し書いておこうかなと思います。
1. 長い、全てにおいてながい しょうがないとはいえながい
2. 口調がつらい、しょうがないとはいえ口調がツライ
3. 若干とても都合のいい方向へもっていかれる、しょうがないとはいえつらい
4. 若干(若干の若干)の論理破綻
まだまだあることにはありますがここでそれを全て列挙しても仕方が無いのであとはご自分で店舗で、もしくは買ってご自分の目で見て判断してください。銀色で目立ちます。 革新的なもの、少しほかと違うものはいつの時代も賞賛、批評両方あるものです。 大好きなiPhoneがそうであったように。 最終的にたよりになるのは自分の目、思考です。頑張ってください。
そのうちすこし体系化学についてここでコラムなんか書いていけたらなと思っています。
なんかわからないことがあったり、これなんだ?ってのがあったらコメントにでも書いていってください。